軟水と硬水の違いは?軟水の基準やメリットについて解説

  • 「ウォーターサーバーは軟水が多いけど、硬水との違いは?」
  • 「軟水にはどんなメリットがあるの?」

このような疑問を持っている方は、多いのではないでしょうか?

ほとんどのウォーターサーバーが軟水であることを踏まえて、軟水の特徴やメリットについて解説します。

ほとんどのウォーターサーバーが採用している軟水とは?

ウォーターサーバーに限らず、日本の水道水やミネラルウォーターの多くは軟水です。

軟水や硬水について、特に意識したことがない方も多いかもしれません。

最初に、軟水がどのようなものかを解説します。

軟水の概要

軟水とは、「カルシウムとマグネシウムの含有量が少ない水」のことです。

反対に、カルシウムやマグネシウムを多く含んでいる水のことを、硬水といいます。

ウォーターサーバーの水は、地下水(鉱水)などを原水として利用することが多いです。

この原水には、土壌のミネラル成分が溶けているので、ある程度のミネラル成分が含まれています。

軟水と硬水の基準

水の硬度の基準は複数ありますが、よく使われている2つの基準は以下の通りです。

「硬度50度未満:軟水」「50度~100度未満:中軟水」「100度~150度未満:軽度の硬水」「150度~250度未満:中等度の硬水」「250度~350度未満:硬水」「350度~:非常に高度の硬水」
「硬度60度未満:軟水」「60度~120度未満:中硬水」「120度~180度未満:硬水」「180度以上:超硬水」

日本国内では一般的に、硬度100度未満の場合は軟水100度以上の場合は硬水といわれることが多いです。

日本の水が軟水の理由

水道水やウォーターサーバーの水など、日本国内で生産される水のほとんどは軟水です。

これは、原水として使用されている地下水や河川の水が、もともと軟水だからです。

日本国内の原水に軟水が多い理由は、日本の地形や気候に原因があるといわれています。

日本は雨が多く、吸水性の低い火山性の地層も多いことから、水にミネラルが溶け込む前に海へ流れ出てしまいます。

これが、日本で軟水が生産されやすい環境を作っています。

主なウォーターサーバーの天然水の硬度

日本国内で生産されている、主なウォーターサーバーの天然水の硬度は、以下の通りです。

  • フレシャス…木曽:20mg/L、富士:24mg/L、朝霧高原:85mg/L
  • コスモウォーター…大分:62mg/L、京都:30mg/L、静岡:53mg/L
  • プレミアムウォーター…富士吉田:25mg/L、北アルプス:29mg/L、南阿蘇:36mg/L、朝来:45mg/L、金城:83mg/L
  • アクアセレクト…宮川:30mg/L
  • サントリー…南アルプス:30mg/L

(※フレシャス、コスモウォーター、プレミアムウォーターは、原水の採水場所によって水の硬度が異なります)

メーカーが公表している数値からも、ウォーターサーバーの水が軟水であることが分かります。

軟水のウォーターサーバーを利用する4つのメリット

軟水のウォーターサーバーを利用するメリットは、以下の通りです。

①口当たりがなめらかでおいしい
②粉ミルクづくりに利用できる
③腎臓への負担が少ない
④料理や嗜好品(コーヒーやお茶)がおいしくなる

それぞれ解説します。

①口当たりがなめらかでおいしい

軟水の最も大きなメリットは、口当たりがなめらかでおいしいことです。

カルシウムやシリカ、カリウムなどのミネラルが含まれると、水の味がおいしくなるといわれています。

厚生労働省の「水道基準の見直しにおける検討概要」(※1)では、水のおいしさの観点から硬度10ml/l~100ml/lであることが望ましいとしています。

一方、海外メーカーのミネラルウォーターに多い硬水は、多くの日本人にはのど越しが悪く、飲みにくい印象です。

しかしミネラル成分が豊富なので、便通改善やダイエット、肌のケアなどの目的で使用する方もいるようです。

(※1.参考:厚生労働省

②粉ミルク作りに利用できる

粉ミルクメーカーは、水道水を使って調乳するのを前提に、製品を作っています。

調乳に使用する水の基準は、硬度120mg/l以下(できれば60mg/l以下)(※2)の清潔な水です。

ウォーターサーバーの水は軟水が多く、サーバー本体に除菌システムも搭載しているので、これらの基準を満たします。

水道水で粉ミルクを作るときは、沸騰させて少し時間を置いた後で調乳し、人肌程度の温度になるまで冷やすという手間がかかります。

ウォーターサーバーであれば、いつでも80℃~90℃程度のお湯が使えるので、粉ミルク作りがとても楽になるでしょう。

(※2.参考:株式会社明治

③腎臓への負担が少ない

軟水は、硬水と比較して腎臓への負担が軽いことも知られています。

  • 赤ちゃんや子どもの場合:大人と比較して臓器が未熟なので、硬水を摂取すると下痢になることがある
  • 胃腸の弱い方の場合:マグネシウムの影響で腸が緩くなってしまい、お腹を壊してしまうことがある

軟水の場合は、特に心配することはありません。

④料理や嗜好品(コーヒーやお茶)がおいしくなる

軟水には、昆布の出汁をうまく引き出したり、コーヒーやお茶の味をまろやかにしたりするメリットがあります。

まとめ

軟水と硬水の違い、軟水のメリットについて解説しました。

ウォーターサーバーを利用すると、手軽に軟水が使用できます。

毎日のごはんや、嗜好品をもっと楽しみたい方は、ウォーターサーバーの利用を検討してはいかがでしょうか