ウォーターサーバーの水は災害時に役立つの?便利な使い方と注意点

  • 「ウォーターサーバーの水は災害時に役立つの?」
  • 「災害時にウォーターサーバーの水を利用するときの注意点はあるの?」

このような疑問を持っている方は、多いのではないでしょうか?

2011年に、ウォーターサーバー大手のアクアクララ株式会社が、「災害とウォーターサーバーに関する調査(※1)を行いました。

その調査結果では、東日本大震災後に「ウォーターサーバーがあって良かった」と答えた方は、全体の約9割に上っています。

また災害に備えて、最低3日分の常備水(1人1日3L)を準備しておく必要がある(※2)といわれています。

しかし、十分な準備ができている家庭は多くないでしょう。

そこで、災害時のウォーターサーバーの必要性と注意点について解説します。

災害時に備えて、ウォーターサーバーの契約を考えている方は、参考にしてください。

(※1.参考:アクアクララ
(※2.参考:首相官邸ホームページ

常備水の量は「1人1日3L×3日分」が目安

首相官邸ホームページによると、災害時に最低限必要な常備水の量は、大人1人に対して1日3L×3日分となっています。

これは、大規模な災害が起こると水道の供給がストップし、飲用水や調理用水・トイレなどに必要な水がなくなるためです。

東日本大震災のときは、19都道府県で約257万戸(※3)の水道がストップしました。

参考までに、過去の震災で水道の復旧までにかかった時間(※4)は、以下の通りです。

  • 東日本大震災:震災から1週間で57%が復旧
  • 熊本大震災:震災から1週間で約9割が復旧
  • 北海道胆振東部地震(平成30年):震災から1週間で約92%が復旧
  • 平成30年7月豪雨:約1カ月で断水復旧

水道の供給再開には、ある程度時間がかかります。

災害後の4日目以降から、救援物資などが届き始めるので、1人あたり3L×3日分の確保が必要といわれています。

しかし、あくまで3Lは生命維持のための必要最小限の量です。

少しでも震災時のストレスを減らすために、ある程度余裕を持って用意しておくと良いでしょう

(※3.参考:厚生労働省
(※4.参考:農林水産省

常備水の基本的なルール

常備水として、安全で衛生的な水を利用するために、以下の3つの基本ルールを押さえておきましょう。

  • 水は密封性の良いポリタンクに保管し、空気が入らないようにいっぱいに水を入れてフタを締めること
  • 直射日光の当たらない、涼しい場所で保管すること
  • 保存した水は定期的に交換し、鮮度を保つこと(夏季は4日間に1度、冬季は10日間に1度交換)(※5)

浄水器を通した水は、塩素(カルキ)が除去されているので、毎日交換する必要があります。

備蓄用の水を無駄にしないために、古い水は洗濯・清掃・洗車などに使用すると良いでしょう

(※5.参考:千曲市

ウォーターサーバーを契約すれば手軽に水の備蓄ができる

ウォーターサーバーを契約すると、定期的に新鮮な水が届きます。

古い水から順番に使っていくことで、常に新しい水を備蓄することが可能です。

未開封での水の消費期限は、6カ月~12カ月程度なので、その間に使いきりましょう。

各サーバー会社の賞味期限は、以下の通りです。

  • プレミアムウォーター:未開封で約6カ月・開封後はなるべく早く飲みきる
  • アルピナウォーター:未開封で1年間・開封後は1カ月間
  • アクアクララ:未開封で6カ月・開封後は2週間以内
  • ジャパネットウォーター:未開封で製造日から6カ月・開封後は2週間以内
  • フレシャス:未開封で製造日から6カ月・開封後はなるべく早く飲みきる
  • コスモウォーター:未開封で6カ月・開封後はなるべく早く飲みきる
  • クリクラ:未開封で6カ月・開封後はなるべく早く飲みきる

開封後は、2週間程度を目安に飲用水として利用できます

災害時は手軽にインスタント食品が食べられる

ウォーターサーバーの水があれば、非常時も手軽にインスタント食品が食べられます

電気が供給されていればお湯も使えるので、飲み水や食事に活躍してくれるでしょう。

災害時は生活用水としても使用できる

災害時は洗顔や手洗い、トイレなどにも水を使います。

身体を清潔に保つことは、感染症防止の観点からも大切です。

ウォーターサーバーの水は、生活用水としても利用できます

災害時にウォーターサーバーの水を使用するときの4つの注意点

災害時のウォーターサーバーの使用で、気を付けるべき4つの点は以下の通りです。

  • 停電したときは生活用水として使用する
  • 水ボトルの容量を確認する
  • 下置きタイプのサーバーは停電時に使えない
  • 停電したときには電源プラグを抜いておく

それぞれ解説します。

①停電したときは生活用水として使用する

ウォーターサーバーの水は、水道水のように塩素(カルキ)が使用されていません。

その代わりに、ウォーターサーバーには紫外線や熱を使った、殺菌・滅菌システムが搭載されています。

しかし、この殺菌・滅菌システムを動かすには電力が必要です。

もしも停電すると、ウォーターサーバーの水の衛生が保てなくなります。

停電が続くときは、飲用水としては使用せずに、生活用水として使用することを考えましょう。

②水ボトルの容量を確認する

常備水として利用するのであれば、水ボトルの容量も確認しておきましょう。

サイズによる違いは以下の通りです。

開封後は短期間で使いきれるので、停電時は飲用水として使用しやすいです。

たとえば、5Lのボトルが3つ残っている場合、飲用水として1日1本ずつ使用すれば、3日間しのぐことができます。

もしも15Lボトルが1つの場合、常温だと2日目以降は衛生面で不安が残るので、飲用水としては1日しか使用できません(※6)

ただしコンパクトタイプのボトルは、大型のボトルと比較すると割高になる傾向があります。

コンパクトタイプのボトルと比べると、水の値段が安いです。

大容量なので、家族で利用するのに向いています。

ただし、停電した場合は、コンパクトタイプよりも利便性が劣ります。

(※6.参考:クリクラ

③下置きタイプのサーバーは停電時に使えない

下置きタイプのウォーターサーバー(ボトルを足元に設置するタイプ)は、停電時に使えません

なぜなら、ボトルから電気ポンプで吸い上げて水やお湯を出すためです。

サーバー会社によっては、ボトルから直接給水できる非常用セット(コック)を販売しているところもあります。

たとえばコスモウォーターでは、電源なしで使えるポータブルスタンドセット1,100円(税込)を販売しています。

専用蛇口は、外して繰り返し使えるので、1つ用意しておくと非常時に助かるでしょう。

④停電したときには電源プラグを抜いておく

停電時は、ウォーターサーバーの故障防止のために、電源プラグを抜いておきましょう

電源プラグを差したままにしておくと、電気が復旧したときに過電流になる可能性があるためです。

電気が復旧した場合は、通電後5分以上が経過してから電源プラグを差し込み(※7)、中の水が十分に加熱されてから利用を再開しましょう。

(※7.参考:プレミアムウォーター

3、まとめ

ウォーターサーバーの水は、災害時の備蓄用の水としても活躍します。

毎月新しい水が届くので、常に新しい水に入れ替えられるのも大きなメリットです。

災害時の水の備蓄に不安がある方は、この機会にウォーターサーバーの契約を検討してはいかがでしょうか