- 「ウォーターサーバーの衛生面はどうなっているの?」
- 「サーバー内部に雑菌やカビが繁殖したりしない?」
と不安を感じている方は多いのではないでしょうか?
ウォーターサーバーの導入を考えている方にとって、衛生面は気になることの1つでしょう。
安全で綺麗な水を届けるために各サーバー会社が取り組んでいることや、ウォーターサーバーの衛生面について解説します。
除菌機能や定期メンテナンスのあるサーバーも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
ウォーターサーバーの衛生面は問題なし
ウォーターサーバーは、清潔な状態を維持できるように、さまざまな工夫がされています。
ウォーターサーバーの衛生面が問題ないと言える、3つの理由は以下の通りです。
- 定期的にメンテナンスをしている
- サーバー本体が衛生的
- セルフメンテナンスが簡単
それぞれ解説します。
①定期的にメンテナンスをしている
定期メンテナンスを実施しているウォーターサーバーの場合、1年~2年を目安にメンテナンスが行われます。
専門スタッフが自宅まで訪問したり、回収して内部の清掃や消耗した部品の交換をしたりします。
メンテナンスの内容は、サーバー会社や機種によって異なります。
「プレミアムウォーター」の場合は、9,130円(税込)で以下の内容の訪問メンテナンスを行っています。
- サーバーの状態をチェック
- 内部洗浄
- 本体とボトル差込口の清掃
- 冷温水コックの清掃
- 水受け皿の清掃
- 電源状態の確認
- 放熱板の清掃
別途費用はかかりますが、定期的にメンテナンスしてもらえると安心して使用できます。
ウォーターサーバーを選ぶ際は、定期メンテナンスの内容や費用もチェックしておきましょう。
②サーバー本体が衛生的
サーバー本体のメンテナンスは、定期的に必要な機種もあれば、不要な機種もあります。
専門的なメンテナンスが不要なタイプは、本体にクリーン機能がついていたり、時期がきたらサーバーごと交換してもらえたりします。
クリーン機能がついている機種は、自動もしくはスイッチを押すだけで、サーバー内部の配管やタンクの除菌が可能です。
③セルフメンテナンスが簡単
ウォーターサーバーは、セルフメンテナンスも大切です。
サーバー本体は、基本的に自宅で簡単に掃除ができます。
一部の部品は取り外せたり、軽く中性洗剤で洗うだけで綺麗になったりと、時間もそれほどかかりません。
掃除用具は、スポンジや綿棒・ふきん・中性洗剤・アルコールスプレーなど、自宅にある物で綺麗になります。
ウォーターサーバーを衛生面で選ぶときの3つのポイント
ウォーターサーバーは、清潔を維持できる工夫がされているので、正しく使えば衛生面は心配ありません。
しかし、なかには衛生面を何よりも重視して選ぶ方もいると思います。
衛生面をより厳しくチェックしたい方は、以下の3つのポイントを確認しましょう。
- ワンウェイ方式(圧縮構造のボトル)を選ぶ
- クリーン機能がついているものを選ぶ
- フィルターがついているものを選ぶ
それぞれ解説します。
①ワンウェイ方式(圧縮構造のボトル)を選ぶ
ウォーターサーバーのボトルは、使い捨ての「ワンウェイ方式」と、返却して再利用する「リターナブル方式」のどちらかが採用されています。
より衛生面に配慮するなら、ワンウェイ方式を選びましょう。
ワンウェイ方式なら、水が減るとボトルが圧縮されるので、雑菌を含む空気が入りにくいからです。
②クリーン機能がついているものを選ぶ
衛生面が気になる方は、サーバー内部の除菌ができるものを選びましょう。
クリーン機能が搭載されているサーバーなら、定期的にサーバー内部を除菌できるので安心です。
「水を循環させて水の滞留を防ぐ」「温水を循環させて熱殺菌する」「殺菌効果のある紫外線を照射する」など、クリーン機能の内容はサーバーによって異なります。
③フィルターがついているものを選ぶ
細かいチリやホコリがサーバー内に侵入しないように、フィルターがついているサーバーもあります。
衛生面でより安心できるウォーターサーバーを選ぶなら、「ワンウェイ方式」「クリーン機能」「フィルター機能」の3点に注目するとよいでしょう。
衛生面で安心できるウォーターサーバー5選
数あるウォーターサーバーのなかから、衛生面により配慮しているサーバー会社と機種を紹介します。
フレシャス

出典:フレシャス
フレシャスは、天然水ならではのおいしさとサーバーのデザイン性・機能性の高さが、高く評価されているウォーターサーバーです。
圧縮構造のボトル
フレシャスは、パック式とボトル式の容器を採用しています。
どちらも圧縮構造で、空気が入りにくい容器です。
水が外気に触れにくいので、雑菌の侵入を防げます。
2種類のメンテナンス機能
・FRECIOUS Slat(フレシャス・スラット)
FRECIOUS dewoとFRECIOUS Slatには、2つのメンテナンス機能がついています。
フレッシュモード:温水をタンクと配管内に循環させて、サーバー内部の雑菌を殺菌する機能です。30日間隔で自動的に作動する
UV-LED殺菌機能
・SIPHON+(サイフォンプラス)
FRECIOUS dewo miniとSIPHON+の2機種には、UV-LED殺菌機能がついています。
これは、サーバー内部を定期的に紫外線で照射して殺菌する機能で、作動中でも冷水・温水の給水ができます。
アルピナウォーター

出典:アルピナウォーター
アルピナウォーターは、水代が安く購入ノルマがないことで人気のウォーターサーバーです。
最低利用期間が1年と、他社サーバーよりも短い点も特徴です。
無料でウォーターサーバーを交換
アルピナウォーターは、スタンダードサーバーとエコサーバーの2機種を用意しています。
どちらも無料で、定期的にサーバー本体の交換をしています。
サーバー本体の交換時期は以下の通りです。
エコサーバー:4年に1回
※水素水サーバーの定期メンテナンスは2年ごとで、別途費用6,600円(税込)がかかります
定期的に、サーバーを無料で交換してもらえるので衛生的です。
しかし、2年~4年ごとの交換だと、長期間の使用中に衛生面で不安を感じる方もいるでしょう。
アルピナウォーターはRO水なので、雑菌の餌となるミネラル分はほとんど含まれていません。
そのため、タンクやチューブに不純物がたまりにくいという特性があります。
自宅でのこまめな掃除は必要ですが、清潔な状態を維持しやすいので、交換時期は2年~4年ごとに設定されています。
自動クリーニング
エコサーバーの無料交換のタイミングは、4年ごとになっています。
交換の間隔が長い理由は、自動クリーニング機能がついているからです。
自動クリーニングは、熱水を循環させることでサーバー内部を除菌する機能です。
一度自動クリーニングの設定をすれば、自動的に作動し続けるのでうっかり忘れることもありません。
提供エリア:東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・茨城県(一部地域を除く)
コスモウォーター

出典:コスモウォーター
コスモウォーターの水は、2020年に世界最大級の水の品評会で金賞(※)を受賞しています。
採水してから、48時間以内に天然水を出荷するという新鮮さも魅力の1つです。
※世界最大級の水の品評会である「Berkeley Springs International Water Tasting」で金賞受賞(2020年)
密閉型ワンウェイボトル
コスモウォーターの密閉型ワンウェイボトルは、外気を極力取り込まないように収縮するので、最後まで新鮮な水が飲めます。
Wクリーン機能
smartプラスには、2つのクリーン機能がついています。
クリーンサイクル:48時間ごとに熱水をサーバー内部に循環させて清潔な状態を維持する
アクアクララ

出典:アクアクララ
アクアクララは水代が安く、購入ノルマがありません。
また、サーバーの種類が豊富な点も魅力のウォーターサーバーです。
エアフィルター
プレミアムウォーター

出典:プレミアムウォーター
プレミアムウォーターには、サーバーが6種類あり全体的にデザイン性が高い点が特徴です。
ワンウェイシステム
プレミアムウォーターのワンウェイシステムは、密封度が高く収縮するボトルが採用されているので衛生的です。
加熱クリーンシステム
・amadanaウォーターサーバー
cado×PREMIUM WATERとamadanaウォーターサーバーの2機種には、加熱クリーンシステムがついています。
スイッチを押すと作動し、温水タンクのお湯を冷水タンク内に循環させて、サーバー内を熱殺菌します。
2時間ほど冷水タンク内の温度が約70℃まで上がるので、清潔な状態を維持できます。
定期メンテナンスを実施しているウォーターサーバー
メンテナンスといえば、自宅に専門スタッフが訪問して洗浄する、という印象が強い方もいると思います。
メンテナンス不要のサーバーは、衛生面を考慮してつくられているので、日頃の簡単なセルフメンテナンスだけで問題ありません。
しかし、「メンテナンス不要のサーバーです」と言われても、不安になる方もいるでしょう。
そこで、専門スタッフがメンテナンスをしてくれるサーバー会社を4社紹介します。
アクアクララは有資格者がメンテナンスに対応

出典:アクアクララ
アクアクララでは、2年に1回サーバー本体を回収し、メンテナンスを実施しています。
専任スタッフは、ウォーターサーバーのシステムと衛生の研修を受けて「洗浄メンテナンス資格(※)」を取得しています。※アクアクララ基準の資格です
・消耗した部品の交換
・組み立て後の動作確認
・サーバー内部・外部の除菌洗浄
メンテナンス料金は?
アクアクララのメンテナンス料金は、毎月支払う「あんしんサポート料」に含まれているので、追加料金は不要です。
月々の料金は1,100円~3,300円(税込)と、機種やプランによって異なります。
プレミアムウォーターは2つのクリーニングサービスを用意

出典:プレミアムウォーター
プレミアムウォーターのサーバーは、簡単なセルフメンテナンスで衛生的に使用できます。
しかしそれだけでは不安な方のために、「訪問クリーニングサービス」も用意しています。
・電解水による内部洗浄
・サーバー本体のボトル差込口の清掃
・冷温水コックの清掃
・水受け皿の清掃
・電源状態の確認
・放熱板の清掃
また、自身で内部洗浄ができる「セルフクリーニングキット」2,255円(税込)も販売しています。
セルフといっても、細菌やウイルスをほぼ死滅させ・除菌や消臭効果もある本格的なものです。
メンテナンス料金は?
訪問クリーニングサービスの料金は9,130円(税込)です。
※沖縄に住んでいる方は、訪問クリーニングサービスおよび訪問クリーニングサービス・プラスの利用はできません
クリクラは1年に1回の定期メンテナンス

出典:クリクラ
クリクラでは、年に1回メンテナンスを行い、新品同様のサーバーと交換するサービスを行っています。
・温水のチェック
・サーバー本体の点検・清掃・消毒
・サーバー外部の汚れやほこりを清掃
メンテナンス料金は?
クリクラでは契約のときに、月額460円(税込)のあんしんサポートパックに加入します。
これには、定期メンテナンスと故障時の無償対応が含まれているので、メンテナンスで別途費用はかかりません。
ジャパネットウォーターは約2年に1回の訪問メンテナンス

出典:ジャパネットウォーター
ジャパネットウォーターは、約2年に1回のペースで定期的に専門員が訪問し、メンテナンスをします。
メンテナンス内容は、部品を分解し消耗した物は交換するというものです。作業時間は30分程度かかります。
メンテナンス料金は?
13,800円(税込)相当のメンテナンスを、約2年に1度無料で行います。
専門スタッフによるメンテナンスは必要?それとも不要?
専門的なメンテナンスが必要なのかどうかは、結局のところ考え方次第になるでしょう。
サーバー本体にクリーン機能があればよいと考える方もいれば、専門スタッフにやってもらったほうが安心と考える人もいます。
サーバー本体のクリーン機能と合わせてメンテナンスの依頼もしたいのであれば、プレミアムウォーターの「cado×PREMIUM WATER」か「amadanaウォーターサーバー」を選ぶとよいでしょう。
この2機種には加熱クリーンシステムがついているので、スイッチひとつで熱殺菌ができます。
ボトルは外気を極力取り込まないワンウェイシステムで、希望する方には専門スタッフによる訪問クリーニングサービスも行っています。
セルフメンテナンスの方法
ウォーターサーバーを清潔に保つには、日頃のセルフメンテナンスが大切です。
基本的にどのウォーターサーバーも、セルフメンテナンスだけで快適に使用できるようになっています。
自宅で簡単にできる、セルフメンテナンスの基本を紹介します。
・蛇口部分:取り外せるパーツは中性洗剤で洗い、細かい部分は綿棒を使って綺麗にする(アルコールを含ませるのもおすすめ)
・受け皿:取り外して中性洗剤で洗う
・サーバー外部(前面):ふきんで拭き掃除をする
・サーバー外部(背面):電源を切り、掃除機でほこりを吸い取る
掃除の頻度は、水ボトルを交換するタイミングか、1週間に1回と決めて行うのがおすすめです。
サーバー本体の背面は、ホコリが気になってきたときで構いません。数カ月~半年に1回程度で十分でしょう。
電源を長時間切ると、細菌が繁殖しやすい環境をつくってしまいます。
もしも、長期の出張や旅行などでウォーターサーバーを使用しない場合は、サーバー会社に相談するとよいでしょう。
公式ホームページでメンテナンス方法を確認しよう
各サーバー会社の公式ホームページでは、機種ごとのセルフメンテナンス方法がわかります。
フレシャスでは、動画つきでメンテナンス方法を説明しています。
セルフメンテナンスはこまめに行う必要があるので、面倒に感じる方もいるでしょう。
しかし、一度掃除方法を覚えてしまえばそれほど手間はかかりません。
まとめ
ウォーターサーバーを100%活用するためには、衛生面への配慮は欠かせません。
サーバーを清潔に保つために、定期的にセルフメンテナンスを心がけましょう。